羊毛布団の変遷
羊毛布団が日本で登場したのは、1980年頃からです。売り出された当初の敷き布団は、綿わた布団と同じ、普通の和風布団でした。重さは4〜5kgもあり、このタイプでは、体重のかかる部分だけが沈んでしまうため、寝返りが打ちにくく、「熟睡できない」など評判はよくありませんでした。
そこで、中わたを3kgに減らした羊毛敷きパッドが販売されるようになったのですが、底付き感があり、「背中が痛くなる」など評判はイマイチでした。
そこで、ポリエステル硬わたを、中芯にした敷き布団が発売されてから人気が急上昇して、ぐんぐん売り上げを伸ばし、現在では年間1000万枚弱もの販売数を誇ります。
羊毛は、暖かさ、吸湿性や放湿性に優れ、その弾力性が心地よいのが人気の秘密となっています。
羊毛混布団の完成
ポリエステルわたの布団は、軽くてカサ高があり優れた素材ではあるのですが、吸湿性が悪いという最大の欠点があります。布団の中が暖まるという事は、湿気も増すのですから、この湿気を逃がさなければ布団の中はムレてしまい、熟睡できません。これは、致命的な欠陥です。それを羊毛と組み合わせる事で解消しようとして生まれたのが、羊毛混です。
羊毛の吸湿率はs、ポリエステルわたの37倍、綿わたの2倍という優れモノ。この羊毛の吸湿性と保温力を生かし、ポリエステルわたの軽さやカサ高を合わせることで、軽くて暖かく、さらに吸湿性の良い画期的な布団を販売したのです。
そんなこんなで、現在では、羊毛50%・ポリエステル50%・ポリエステル硬わたを使用した「羊毛混布団」が主流になっています。
羊毛の%表示がない粗悪な羊毛混布団も出回っていますので、注意が必要です。